道路・河川・港湾などの既設インフラの変状や不具合、そして施工中の構造物などを、現場で診断します。
安全安心な社会づくりに貢献するため、
アセットマネジメントを踏まえたコンサルティングを行っています。
地中の空洞・埋設物の調査と対策・設計
独自技術で従来より数倍の探査深度を実現、空洞・地中埋設物・地質構造などに適用
インフラや公共施設などの維持管理のため、地中レーダ探査によって地中の空洞や埋設物、地質構造を把握し、対策の検討と設計までのサービスを提供します。当社が独自に保有する連続波レーダ探査は深さ10m程度まで、チャープレーダ探査は深さ5m程度まで探査が可能。これら探査により抽出された空洞は、空洞マルチカメラシステムによりその内部の撮影と容量の計測を行います。
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連続波レーダ探査:
深さ10m程度までの空洞・埋設物の探査に適用
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チャープレーダ探査:
深さ5m程度までの空洞・埋設物の探査に適用
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コンクリート背面空洞用レーダ探査:
河川の樋門・樋管など、水中での測定も可能
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マルチカメラシステム:
空洞内部の静止画・動画の撮影機能と空洞の大きさを計測する装置を搭載、空洞の安定性や充填などの対策に役立てます。
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マルチカメラシステム:
空洞内部の静止画・動画の撮影機能と空洞の大きさを計測する装置を搭載、空洞の安定性や充填などの対策に役立てます。
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マルチカメラシステム:
空洞内部の静止画・動画の撮影機能と空洞の大きさを計測する装置を搭載、空洞の安定性や充填などの対策に役立てます。
コンクリート診断
様々なコンクリート構造物を診断、新しい計測機器を活用して強度劣化状況を把握
港湾施設やトンネル・橋梁など、様々なコンクリート構造物の劣化状況を診断します。現地調査から室内分析、データ評価、対策工の提案まで、当社が保有する最新技術GoTEN-tk:孔内局部載荷試験、カナダ法:アルカリ骨材反応試験などを用いて最適な対策方法をご提案し、コンクリート構造物の維持管理に貢献します。
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GoTEN(孔内局部載荷試験器):
最小径42mmのコア削孔を利用して1cmピッチで深さ方向のコンクリート強度を推定
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GoTENによる測定風景:
簡易な機材と測定システムにより運搬と設置が容易であり、現場で測定データを確認することが可能
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コンクリートコア試料を用いた促進膨張試験・カナダ法:
アルカリ骨材反応によるコンクリート劣化の可能性を判定、従来の方法では試験結果を得るまでに数カ月を要していましたが、本試験法では浸漬養生開始後28日間(前処理を含めると約30日間)で試験結果を提供します。
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計測事例-02:トンネル覆工コンクリートの計測風景
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アンカー法面のアセットマネジメント
抜群の作業効率を誇る小型&軽量機器で、今後の点検管理や観測・補修対策をご提案
グラウンドアンカーは、大きな緊張力を作用させて斜面や地盤の安定を確保するため、供用後の点検が重要です。当社では、従来の施工用緊張用ジャッキに代わり、小型軽量化のリフトオフ専用ジャッキ「SAAMシステム※」を採用。グラウンドアンカーの健全度調査を中心に、アンカーの管理、観測、補修対策(延命化・補強・更新)の検討に取り組んでいます。
※「SAAMシステム(NETIS:SK-070009)」は、当社がコア企業を務める「合同会社アンカーアセットマネジメント研究会」の技術です。
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道路沿いの斜面に良く見られるアンカー法面、私たちはこのアンカー法面の維持管理に対してアセットマネジメントを踏まえて提案しています。
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SAAMシステム:
グラウンドアンカー工が施工されたのり面で、小型・軽量なSAAMジャッキを用いてリフトオフ試験を効率的に実施、SAAM(サーム)とは、Sustainable Asset Anchor Maintenanceの頭文字をとった名称です。
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SAAMシステムは小型・軽量な構成を実現したため現場での作業効率を大きく向上、クレーンなどの大型重機が入れない場所においても、専門技術者による現地測定が可能
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SAAMシステムによるアンカー法面の調査事例:
アンカー緊張力の状態を平面図に示し、その後の維持管理手法について提案
複合的な維持管理を現場、部署間の連携で実現
メンテナンス業務では、いかに早く現地計測結果を整理・評価して、成果をお客様にお渡しするのかが重要となります。これは、現在その施設・構造物を稼働・管理されているお客様にとっては当然の気持ちと感じています。一方、われわれ現場の技術者は、品質とスピードは、日々、直面している課題です。その課題をしっかりと認識しながら、一歩一手でも早く皆さまに良い成果をお届けできるよう、工夫・改善している現場に、皆さまも是非お越しください。
カバンの中も役割分担で小道具色々▶